近所のお客様から電話で問い合わせです。
起動時間が極端に遅くなり、それと合わせてWindowsの動作も遅くなったとのことです。
この機種はハードディスクとは別に高速処理用のSSDを搭載しています。
そして、今回のエラーをお客様が診断ツールで確認したところ、SSDに問題があると表示され、メーカーに問い合わせをしても、やはりマザーボード交換かSSD交換が必要かもしれないと言われたそうです。
ただ、メーカーに修理に出すと新しいパソコンが買えるくらいの金額になってしまうため、当店にダメ元で電話をされたそうです。
お預かりをして、当店でも診断ツールでチェックをしてみると、確かに
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故障推定箇所 ハードディスク
エラーコード 2105
ハードディスクに機械的なトラブルの可能性があります
場所 ディスク1(SanDisk SSD・・・)
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とエラーが表示されます。
通常ならSSDを交換してしまえば良いのですが、この機種のSSDはマザーボードに直付けされています。
そして、このSSDは一般市場で販売されていないため、部品の調達も難しいです。
修理方法はいくつか考えられますが、時間的にも料金的にも直付けSSDの機能を切ってしまい、ハードディスクをSSDに交換する方法が最も手っ取り早いかな?などと考えながらパソコンを確認していたところ、ハードディスクのケーブルに不具合を発見しました。
よく見てみるとコネクタ内部が断線しています。
もしかしてこれが諸悪の根源??
早速、部品を取り寄せて交換してみると、全く問題なく起動して、動作もスムーズです。
お客様にも確認をしていただき、作業完了です。
というわけで、今回は断線が原因でした。