先日、オークションでノートパソコンを落札して頂いたお客様から、
別のパソコンを直して欲しいとのご依頼を頂きました。
数日後、郵送で故障機が届いたので現状を確認してみます。
電源ボタンを押すと各ランプが全て点灯したままでモニタには何も表示はされず、
ウンともスンともいいません。
今度はケースの蓋を外し内部が確認出来る状態で電源を入れてみます・・・
CPUのファンが回っていません。
マザーボードには異常が見られないため、どうやら電源故障のようです。
手持ちの電源に繋げ直して電源を入れると今度はファンも回るしモニタも表示されます。
外した電源を分解してみます。
2002年の製品なので汚れや埃が溜まっています。
さらに分解していくと・・・
写真だと分かりづらいですが、コンデンサが膨らんでいます。
これを外して、新品のコンデンサに交換です。
埃や汚れを掃除し、電源を組み直してパソコンに接続すると・・・
画像はありませんが、電源はもちろん入り、
半日以上の動作確認でも問題は見られませんでした。
今回は予算の関係もあり、該当のコンデンサしか交換してありませんが、
本来は全てのコンデンサを替えるか電源ユニットの交換をお勧めします。
というのもコンデンサには寿命があるので破損しているコンデンサを替えても
いずれ別のコンデンサが寿命を迎えるので・・・
ちなみに電気のことが分からない方は興味本位で交換をするのはやめた方が良いです。
作業を誤ると動作しないばかりか、コンデンサが爆発することもあります。
コンデンサ交換、電源ユニット交換、いずれも部品代込みで9,000円~になります。