今回は近隣の街にお住まいの方から持ち込み修理です。
ファンから異音がし始めて、ほどなくファンのエラーが表示されるようになり、
それでも使用すると勝手に電源が落ちるとのことでした。
通常はCPUの温度に合わせて、ファンの回転数を制御していますが、
ファンが壊れたため、その信号が出ずにエラーが発生したと考えられます。
お預かりして、電源を入れてみると聞いていた通り、エラーが出ます。
早速、分解してみると・・・
ファンがかなり汚れており、手で回しても全く動きません。
ファンをばらしてみた所、ファンの軸部に埃と動物の毛と思わしき物が絡まっていました。
試しにファン掃除とグリスの塗り直しを行い、手でも回るようにしてから
電源を入れるとエラーも出ずにOSが起動しました。
やはり、思っていた通りファンから信号が出ないことがエラーの原因でした。
ただ、このファン自体も寿命のようで大きな音がしますので新品に交換をして、
内部清掃、CPUとGPUにグリスを塗り直して作業完了です。
料金は内部清掃7,500円、部品代2,000円の合計9,500円でした。
この機種は海外で販売しているモデルですが小型なのに高性能です。
こういった小型で高性能モデルはファンを酷使する傾向があるので
定期的に内部掃除をすることで寿命が延びます。